【ゆいまーる/キャリア支援ナレッジ】必見!キャリア担当から見た、第二新卒のメリット、デメリット3選


こんにちは、株式会社ゆいまーるキャリア支援事業の「キャリリア」第二新卒チームです。

今回は第二新卒をテーマに、キャリアについて書いていきます。
社会人歴3年以内に少しでも転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

私自身、社会人2年目に転職、第二新卒として二社目に入社しました。
何社か転職を経験した後、現在はさまざまな業界で仕事をしてきた経験を活かし、キャリア支援に関わる仕事をするようになりました。3年働いていないのに転職してもいいんだろうか、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

第二新卒とはそもそも何なのか、実際のところ3年以内の転職はどうなのかについてみていきましょう。

第二新卒とは?新卒、中途採用との違いは?


第二新卒とは、新卒で入社した会社を3年以内に退職して転職する人のことを言います。

「学校から卒業後3年以内の転職希望者」を指すため、大卒者だけでなく、高卒や短大卒、専門学校卒や大学院卒の転職者も「第二新卒」となります。

年齢的には大卒者を基準に、25歳以下の転職希望者のことを第二新卒というのが一般的ですが大学院卒の場合は、卒業時に25歳以上ということもあるので、20代までが広義の第二新卒の年齢となっています。

4年生大学卒業の第二新卒…25〜26歳まで
大学院卒業の第二新卒…27〜28歳まで

法的な定義はなく、あくまで一般的な考え方で、企業によって第二新卒の定義が異なる場合もあります。

・新卒と第二新卒の違い
学校を卒業後、間を開けずに企業に就職することを新卒と言います。
浪人や留年した場合も新卒扱いになります。

・既卒と第二新卒の違い
学校を卒業後、一度も正社員経験がない人を既卒と言います。既卒も第二新卒も「学校を卒業後3年以内の若者」を指す点では同じですが、正社員経験の有無が、既卒と第二新卒の明確な違いです。

就活の失敗や留学などを理由に、卒業した年に正社員として就職できなかった人は既卒に該当します。また卒業後に派遣社員として働いていた場合でも、既卒として扱われる傾向があります。

・中途と第二新卒の違い
応募企業以外の企業や組織で勤務した経験がある人を採用することを中途採用と言います。
第二新卒と中途の違いは「社会人経験の長さ」にあります。

社会人経験を3年以上積んでいる人の採用を「中途採用」、学校卒業から3年以内の転職者を「第二新卒」と分けて呼びます。

中途採用は、一定のスキルや経験がある人を即戦力として獲得することが多いため、キャリア採用と呼ばれることもあります。第二新卒の場合は、即戦力を求められることは少なく、ポテンシャル採用の意味合いがあります。

第二新卒のメリット、デメリット


第二新卒として転職することはデメリットを多く感じる人もいると思いますが、第二新卒ならではのメリットも多くあります。
ここでは3つずつご紹介します。

1、企業の戦力として育成しやすい

新卒の場合は社会人経験が少ないため、必ずしも思った通りの仕事や職場環境ではないと感じるかもしれません。第二新卒が転職活動を行うのは就活の反省を活かしていくことで、より企業側も意欲がある人材を採用できると考えています。

2、ビジネスマナーなどの社会人経験がすでにあると評価されている

多くの会社員は入社後、最初の半年から1年は研修で、最低限のビジネスマナーやスキルを習得します。その状態で入社する第二新卒はその期間の研修の必要がないので企業側からしても欲しい人材です。
また転職活動をした上での入社は、次の仕事に高い意欲ややる気を持っているため高い意欲や評価を企業側は評価します。

3、未経験・異業種への転職も可能

第二新卒は中途よりも会社での勤務期間が短いため、経験した業界に限らず、未経験へのチャレンジが可能です。またビジネススキルは新卒の会社で身につけているため早く仕事を習得することができます。

このように様々なメリットがあります。
一方でデメリットについても紹介します。

1、採用側は最低限のビジネスマナー・スキルはあると思っている

新卒で研修を終えていると最低限のビジネスマナー・スキルを求められます。例えは最低限の言葉遣いや名刺交換の仕方などはできると思われているので基本的なことは転職前からできるように身につけておくことが大事です。

2、すぐ辞めてしまうのではないかという印象が強い

企業は採用から教育までかなりの費用がかかっています。そのためすぐに辞められてしまうのは非常に困ります。第二新卒は前職を3年以内に退職しているので、すぐに辞めてしまうのではないかという印象を持たれます。
面接で前職で学んだことをどう活かしていくのか、短期的なことよりも長期的に今後どのようなキャリアプランを考えているのかビジョンを話すと良いかもしれません。

3、前職の職場環境と比較してしまう

新卒の場合は比較対象がないため、受け入れるしかないのですが、第二新卒は前職の経験があるため、職場環境など比較してしまうこともあるかと思います。
今の環境でどのように成長していくのか、成果を上げていくのかに目を向けて取り組んでいくことが大事です。

まとめ


いかがでしたでしょうか。
様々なメリットデメリットはありますが、一概に転職はよくないというわけではなく、自分の今後のキャリアを考えた上で必要な経験だと考えています。

ぜひご自身でも転職するメリット、デメリットを書き出してみることをお勧めします。

仕事を通じて、ご自身にとってよくなるための第一歩になるような、お力になれたら幸いです。

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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、Carellia(キャリア支援)など複数事業を展開。
HP▷http://yuima-ru-tokyo.com/

社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。

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