【ゆいまーる/キャリア支援ナレッジ】第二新卒の内から知識を!退職手続きに伴う有給休暇と税金について
こんにちは、株式会社ゆいまーるキャリア支援事業の「キャリリア」第二新卒チームです。
仕事を変えることを決めて転職活動することと並行して、現在の職場での退職手続きが発生します。
私は第二新卒で転職した経験がありますが、当時は自分が持つ有給休暇や税金の支払いについて全て企業任せにしていたため、いざ退職手続きとなったときに見慣れない書類にあたふたした記憶があります。
あくまでも企業側にしていただいている対応は自分の代わりにやってもらっていることであり、自分で汗水流して稼いだ休暇利用の権利やお金の管理は把握しておきたいところです。
いざ自分で退職手続きの対応が求められた時に、なぜその対応が必要なのか分かっておくと安心すると思いますので、今回は退職手続きに伴う有給休暇と税金について見ていきましょう。
転職前に押さえたいポイント①:有給休暇について
年次有給休暇とは、一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇のことで、「有給」で休むことができる、すなわち取得しても賃金が減額されない休暇のことです。
引用:厚生労働省 FAQ (よくある質問)-労働基準行政全般に関するQ&A
第二新卒で転職する時期にもよりますが、ここでは現職の勤務年数が半年以上の方向けに見ていきます。
ゆいまーるの第二新卒チームによる、退職時の有給について押さえておきたいポイントをご紹介します。
■有給取得の権利
有給の取得は労働者の権利のため、退職時の有給消化を希望することが可能です。
■日数の確認と取得計画
現在保有している有給の日数を確認しましょう。
そして退職日までのスケジュールから逆算して、いつ・どのように取得するかを計画します。
ただし、それぞれの企業で規則や業務状況が異なりますので、希望通りの取得が叶うように上司や人事部などと相談するとよいでしょう。
■早めの相談
自分が希望する有給の取得日となるように手続きを進めるためには、できるだけ早めに相談することが望ましいです。退職の意向を企業側に申し出てから数日以内に相談するとよいでしょう。
私の経験ではありますが、退職を申し出てから休みの取得について企業から言われるまで何も考えていなかったため引き継ぎがある中でギリギリの取得になり心に余裕がない状態でした。
そのため皆さんには計画を立て、余裕をもって手続きすることをお勧めいたします。
有給休暇の取得は権利のため、職場と十分にコミュニケーションを取ってしっかりと利用することが大事です。
転職前に押さえたいポイント②:税金について
企業に勤めている方は、そもそもどのようにして自分の給料から税金が支払われているかご存知でしょうか。
今すぐ全ての知識をつける必要はありませんが、「どんな種類の税金なのか」や「どんな手続きを踏んでいるのか」を知ると、在職時に企業側に対応してもらえることや退職後に自分がやる必要があることが見えてくると思います。
■住民税
住民税は上下水道やごみ処理など行政サービスの活動費に充てる目的で、その地域に住む個人に課する税金のことを言います。
前年の所得に基づいて課されるため、新卒2年目以降の方が対象となります。
退職後から転職まで期間が空く場合でも住民税の支払い義務がありますので、支払い方法については現職の企業やお住いの自治体にご確認ください。
参考:総務省 個人住民税
■健康保険と年金
退職後は健康保険や厚生年金から脱退することになります。
転職まで期間が空く場合は国民健康保険と国民年金に加入する必要があり、自分でお住まいの自治体で手続きする必要があります。
参考:厚生労働省 国民健康保険の加入・脱退について
参考:日本年金機構 国民年金に加入するための手続き
■源泉徴収票
退職した年の年末に行われる年末調整の際に、源泉徴収票が重要な役割を果たします。
現職での退職手続きに伴い、もらう書類の中に源泉徴収票がありますのでご確認ください。
転職後の職場で年末調整を行う際に必要となりますので、大事に保管しておきましょう。
現職で人事部など給与に関わる業務をしている方以外は馴染みがなく複雑に感じることもあるかもしれません。
しかし社会を支える納税の義務を漏らさず対応するためにも大事なポイントとなります。
おわりに
私はゆいまーるのキャリア支援事業に携わるまで数回の転職をしており、有給休暇や税金についてはその度に必要な対応をしてきました。
第二新卒での転職の際は全てが初めてのことだったため、とりあえず目の前のやるべきことに追われていました。
この記事を読んだ第二新卒の皆さんは少しでも転職に伴う退職の手続きについて知識をつけて、円滑な退職と転職ができることを願っています。
「キャリリア」ではキャリア支援を通して皆さんが納得のいく転職のお手伝いをしております。
転職はもちろん、それに伴う退職についても、どんなことでもご相談を受けますので、いつでもご連絡ください。
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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、Carellia(キャリア支援)など複数事業を展開。
HP▷http://yuima-ru-tokyo.com/
【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。