【ゆいまーる/キャリア支援ナレッジ】大学院卒は転職に有利?実体験を交えながらメリット・デメリットを考えてみた

転職における大学院卒であることを紹介するイメージ画像


こんにちは、株式会社ゆいまーるキャリア支援事業の「キャリリア」第二新卒チームです。

ようやく暖かい季節になってきましたね。
桜が満開に咲き、道行く人が桜の写真を撮っている姿をよく見ます。

さて、4月から新年度を迎えている企業が多いかと思います。
心機一転!という方もいれば、改めてキャリアについて考え直そうかと思う方もいるでしょう。
私は新卒2年目の時に、勤務していたベンチャー企業の新規事業部に異動となり、とても新鮮な気持ちで新年度を迎えた記憶があります。

今回は、国立大学の理系学部と大学院を卒業した私が感じた、転職活動における大学院卒のメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

転職における大学院卒のメリット

大学院卒の人のイメージ画像


実体験から感じたメリットは、3つあります。

①書類選考を通過しやすい

学部卒との何よりの違いは、「大学院に通い、修士論文を執筆している」ということです。
研究論文を提出した経験は、企業から「継続する力」「論理的思考力」「専門的知識」があることを評価される可能性があります。
その経験を職務経歴書や履歴書に記載しておくことで信頼を得ることが出来て、書類選考に通過する確率が高くなるでしょう。
ホワイトカラーの仕事であればどの職種の募集かに関わらず活きるので、積極的に大学院卒であることを書類に書いていくと良いでしょう。

②分析系の業務を任せてもらいやすい

大学院卒の中でも特に理系学生は、自身の研究の中で関数や統計手法に触れるため、データの扱いに慣れている方が多いです。
企業からはデータ分析力を評価され、マーケティングやデータ分析に関連する業務を任されることがあります。
実際に私はマーケティングの仕事を任された経験があります。
データを扱うことが出来ると、社会人経験が浅くても事業の戦略的な部分に入り込める可能性が高いため、メリットと言えるでしょう。

③エンジニア系の職種で信頼されやすい

一般的には、「エンジニア=理系」というイメージを持つ方が多いこともあり、理系大学院卒はエンジニア系の職種の転職に強いです。
大学院でデータ分析などを行ってきたこともありで構造的に物事を捉えて解釈する「エンジニアに必要な力」を身につけました。、新卒では営業職とマーケティング職でしたが、転職後は未経験ながらもでシステムエンジニアになることができました。
また、英語で修士論文を書いた経験から言語能力を高く評価されて、英語を使った新規事業にアサインされたこともあります。
研究テーマに関係すること以外の分野においても経験値を活かすことができるのは、大学院卒の強みだと思います。
そのため、採用市場では重宝されることが多いでしょう。

転職における大学院卒のデメリット

大学院卒であるがゆえのデメリットを感じさせるイメージ画像


メリットがある一方で、大学院卒ならではのデメリットもあります。

①良くも悪くも経歴だけで期待される

「理系大学院卒は優秀」というイメージを持たれることもあり、人によってはデメリットになります。
私は数字に関することが苦手なため、エクセルの関数やマクロが出来るという企業側の期待に応えることが出来なかった経験があります。
能力が高いと期待されやすい経歴でもあるため、企業側が求める成果を出せなかった場合は評価が下がる可能性があるのはデメリットと言えるでしょう。

②年齢的に即戦力であると思われやすい

大学院卒は学部卒よりも2年後の20代中盤で社会人となるので、たちまち中堅の扱いになりやすいです。
そのため、社会人経験がどれだけ未熟に感じていても実績を求められます。
一方、学部卒の同僚よりも経験値のある存在として思わるため、年相応の働きと成長意欲を見せることで、むしろ良い印象を与えることが出来るでしょう。

専門性が高すぎる

新卒で研究職に就いた場合、職務経験の専門性が高くなりやすいため、転職で苦戦する可能性があります。
全く同じ職種への転職でない限り、その経験を必要とする企業が少ないためです。
したがって、職務経歴書を記載する際には、専門的な業務の記載だけでなく、その経験が何に応用できるか、どんな力が身についたかまで必ず記載するようにしましょう。

おわりに

様々な事業に任せてもらう可能性があるのが大学院卒


ここまで大学院卒の社会人の、転職におけるメリット・デメリットを解説してきましたが、前提として、大学院での経験や身につけた力がメリットに働くことがほとんどです。

私が転職活動を通じて感じたのは、大学院卒の社会人には何より「コミュニケーション能力」が大事だということです。
年齢の高さや専門性など、デメリットがあったとしても、明るくハキハキとしたコミュニケーションさえあれば、全て強みとして印象付けることができます。
大学院卒の転職希望者の皆さんは、ご自身の経験を最大限活かせるよう、ぜひ、面接時に意識してみてください。

キャリリアでは、大学院卒の社会人の皆様をはじめ、仕事に関してお悩みの全ての皆様に対し、多岐にわたってサポートしています。
人生の半数以上を占める「仕事」においてベストな選択をするために、何でもお気軽にご相談いただけたら幸いです。


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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、Carellia(キャリア支援)など複数事業を展開。
HP▷ http://yuima-ru-tokyo.com/

【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。


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