【ゆいまーる/キャリア支援ナレッジ】東京と地方の転職のチャンスや職種の違いについて


こんにちは、株式会社ゆいまーるキャリア支援事業の「キャリリア」第二新卒チームです。

東京に住んでいても、東京出身の方は少ないなという印象を受けます。
実際、総務省のデータ(出典:住民基本台帳人口移動報告2023年結果)では、2023年1年間で転入が46.8万人、転出が35.3万人だそうです。これほどの人が毎年動いているというのは驚きですよね。
理由は様々かと思いますが、この中には転職による転入、転出も多く含まれるのではないでしょうか。ご相談いただく転職希望の方も、心機一転働く場所を変えたいという方も少なくありません。東京へ新しいチャレンジをしたいという方や、リモートワーク等の働き方の多様化や、結婚・出産を期に地方への移住などライフスタイルの変化をきっかけに転職を考える方などもいらっしゃいます。

今回は、東京と地方の転職における違いについてをテーマにお話します。

東京の転職市場の特徴


東京は日本の経済の中心地であり、転職市場も他の地域に比べて非常に活発です。特に、ITや金融、広告、コンサルティングといった専門性の高い職種での需要が顕著です。東京には多国籍企業の本社や大手企業が集中しており、これらの企業が提供するポジションは高いスキルと経験を求めるため、応募者には専門的な知識や豊富な実務経験が求められます。また、スタートアップ企業も多く存在し、イノベーションを推進する環境が整っています。スタートアップでは柔軟な働き方や、急成長を期待できるキャリアパスが魅力となり、若手からミドル層まで幅広い転職希望者にとって人気の選択肢となっています。

さらに、テレワークやフレックスタイム制の導入が進み、ワークライフバランスを重視した転職活動が増加しています。特にパンデミック以降、リモートワークを前提とした求人が増えたことにより、都心に限らず地方在住者も東京の企業で働く機会が増加しています。このような環境変化は、職種選びにおいても柔軟な選択肢をもたらしており、働く場所や時間に対する価値観の変化が求職者に影響を与えています。

地方の転職市場の特徴


地方の転職市場は、東京と比べて求人数が限られている一方で、地域ごとに特色のある産業が発展しています。例えば、北海道では農業や観光業、愛知県では製造業、福岡県では物流やサービス業が盛んです。これらの地域産業に関連した職種が主な求人となっており、地元で働く意義を感じる人にとっては魅力的な選択肢となっています。

また、地方では人口減少や高齢化に伴い、医療・福祉分野の求人が増加しており、特に看護師や介護職の需要が高まっています。これらの職種は、地域社会に密着したサービスを提供するため、地域のニーズに応じた柔軟な対応が求められます。また、自治体や地域企業も積極的に地域活性化を目指しており、SDGsをからめたUIターンを促進する施策も多く見られます。これにより、地方での転職希望者に対してもサポート体制が充実しており、生活環境や住居支援といった福利厚生面でのメリットもあります。

近年、地方移住を希望する若年層が増加しており、都市部の忙しい生活に疲れた人々が自然豊かな地域でのスローライフを求める傾向が強まっています。その結果、地方の中小企業でもクリエイティブな職種やリモートワークを活用した職種が増加し、働き方の選択肢が広がっています。

東京と地方の転職チャンスの違い


東京と地方の転職市場には、それぞれ異なる特徴と魅力があります。まず、東京は求人数が多く、特に専門性の高い職種や新しい技術に触れる機会が豊富です。高い年収を狙えるポジションも多く、スキルアップを目指す人にとっては理想的な環境と言えるでしょう。また、業界間でのキャリアチェンジもしやすく、多様なバックグラウンドを持つ求職者にとっても魅力的です。

一方で、地方の転職市場は地域密着型の仕事が多く、地域社会との関わりを深めながら働くことができる点が魅力です。特に、UIターンを希望する人にとっては、地方の生活環境や地域活性化に貢献できる職種が多く、充実したワークライフバランスを実現しやすい環境です。また、地方では物価や住宅費が東京に比べて低いため、年収が低くても十分な生活水準を保つことが可能です。SDGs指数(出典:ブランド総合研究所)が高い、いわゆる「サスティナブルな街」も地方の魅力の一つです。

東京での転職は高い競争率を伴いますが、その分得られるリターンも大きく、キャリアの成長を強く志向する人には最適な市場です。一方、地方では地域に根ざした安定した生活を求める人が多く、働く環境や仕事の内容においても、生活の質を重視した選択がしやすいです。

また、地方での転職活動においても、リモートワークの普及により都市部の企業と働く選択肢が広がっており、都市と地方の境界が曖昧になりつつあります。求職者が自分のライフスタイルに合った働き方を実現するためには、勤務地だけでなく、職種や働き方の柔軟性についても考慮することが重要です。

おわりに


東京と地方の転職チャンスには、それぞれ独自の魅力と課題が存在します。東京では専門性やスキルアップを重視した職種が多く、キャリアの成長を目指す人に最適な環境が整っています。一方で、地方では地域に根ざした仕事が中心となり、生活の質を重視した転職活動がしやすい環境です。

どちらを選ぶにしても、自分のライフスタイルやキャリアの目標に合わせた柔軟な選択を行うことが重要です。

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【株式会社ゆいまーる(社長:島袋尚美)】
『若者のエンパワーメントを通じて、日本を元気に』を理念に、Itoop(ITコンサルティング)、JUNGLE BREWERY(クラフトビール)、Carellia(キャリア支援)など複数事業を展開。
HP▷http://yuima-ru-tokyo.com/

【社長の経歴】
島袋尚美(Shimabukuro Naomi)
沖縄出身。筑波大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社に入社。
日本IBMに転職し、ダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
その後国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、複数の事業を手掛ける。

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